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未経験・独学から月収90万WEBライターになるまでに努力したこと【前編】

こんにちは、小舟(こぶね)です。

2020年2月稼働分の月収が、額面で90万円を超えました。未経験からWEBライターを始めてちょうど2年ということもあり、これまで取り組んだことを振り返ります。

長くなったので、【前編】【後編】に分けて解説します。これからWEBライターを目指す方の参考になれば幸いです。

WEBライターってなんぞや??から始まる

私は会社員の頃、クラウドワークスもランサーズも、名前ぐらい聞いたことあったような気もしますが、その程度です。

体調を崩してから「在宅ワーク」で検索し、クラウドソーシングサイトの存在を知りました。当時はWEBライターという職種も知らず、「ネットには文章を書く仕事がたくさんあるんだな」と思ったぐらいです。

とはいえ、生活費を稼ぐ必要性に迫られていたので、とにかく書き続けました。続いて、初心者といえるこのステージで私が取り組んでいたことを簡単に紹介します。

ステージ1で意識したこと

ネットの文章構成に慣れる

ネットの文章は、書籍の文章とは違います。スキマ時間に、スマホで読まれることが多い。だからこそ、冗長な文章、文字が詰まった文章は嫌われます。

ネットで文章を書く時の代表的な構成やルールには、下記のようなものがあります。

  • タイトルは32字が目安
  • 見出し・小見出しを入れる
  • 引きの強いリード文を書く
  • 文章は3行ぐらいで改行
  • まとめ(サマリー)を入れる

ネットサーフィンすることが多ければ、ある程度は自然と身についていると思います。

とはいえ、実際に自分が書くとなると、意外と悩むもの。この頃から、ネットサーフィン中も、文章構成を意識して見るクセがつきました。引きが強い!と思うリード文だけをワードにコピペして、参考にしたりもしてました。

本当に書くことが好きか自問する

根本的なことですが、大事なことだと私は思います。

「好きこそものの上手なれ(好きでやっていることは一生懸命になるから自然と上達する)」ともいいます。書くことが好きでなければ、始めても長続きしなかったり、途中で成長が止まってしまったりします。

書くことが大好きな人がわんさかいる中で、書くことが好きじゃない状態で戦うのは、普通に考えて不利と言わざるをません。

時間は有限です。書くことが好きじゃないなら、他の方法を探すべきです。物販やユーチューバーなど、ネットで稼ぐ方法は他にもあります。

ネットで稼ぐ他の方法については、よかったら下記の記事を参考にしてください。

【前編】27歳無職。生きるため、お金を稼ぐあらゆる方法を考えてみた

【後編】27歳無職。生きるため、お金を稼ぐあらゆる方法を考えてみた

意識するのは「読者」と「クライアント」

私は比較的、最初から読者を意識していました。

すごく大げさな言い方になりますが、量産型の無意味な文章が増えると、ネットが使いにくくなってしまうと思うんです。ネットで仕事をする以上、ネットそのものを「有益な情報が得られる場」にしておかないと、全員が沈没します。

だからこそ、読者を意識することは大切にしています。具体的には、仕事とはいえ、読者に有益じゃないと思う文章の仕事は、引き受けていません。過度に特定の商品に誘導する、誘導先の商品に疑問がある、といった場合です。

あと、情報を調べていて、タイトルに「口コミ情報も!」と書いてあったのに、読み進めると「口コミは探したけど見つかりませんでした。公式HPにはこんなクチコミが紹介されています」と書いてあって、「それ口コミじゃないやんけw」と思ったことありませんか?

こういうのも、一時的に記事は読まれるかもしれませんが、読者はイラッとすると思うんです。だから、この手の記事も書きません。

私は、理想主義かもしれませんが、読者を意識して記事を書くことで、読者を大切にするいいクライアントに巡り会えると思っています。そういうクライアントは、信頼できる人間が多く、WEBライターを大切にしてくれます。

そして最終的には、まわりまわって、そういう読者を大切にするクライアントがネットの世界で生き残っていくと考えています。

長くなりましたが、ネットの文章構成に慣れたぐらいから、読者とクライアントを意識し始めることはとても大切だと思います。このステージで私が取り組んだことを、続いて紹介します。

ステージ2で意識したこと

Google検索について知る

読者はGoogle検索から流入することが多いです。そして、流入する前に「キーワード検索」をしています。たとえば、WEBライターに興味がある人は、「WEBライターとは」「WEBライター なり方」とか検索しますよね。

読者の検索意図にマッチした内容を提供できるかどうかが、WEBライターのすべてといっても過言ではありません。

質の高さより、検索意図とマッチしているかどうかの方がはるかに重要です。お皿が割れて困っている人に、歴史的名著を差し出しても、ただの迷惑ですよね。その人が知りたい情報は「安全な片付け方」もしくは「修繕の仕方」でしょう。

キーワードはクライアントから提供されることもあれば、自分で想像することもあります。どちらにせよ、とにかく想像力を働かせて、「困っている読者にピンポイントで情報を届ける」という気持ちを持つことが大切です。

メディアの意図を理解する

いきなりややこしくなりますが、この頃から意識しておくといいと思います。メディア運営者の意図は、「アフィリエイト」か「会員登録」であることが多いです。

特に最初のうちはアフィリエイトを理解することが大切です。最近は違った趣旨の仕事も増えてきましたが、クラウドソーシングサイトで受注していた案件は、8割ぐらいアフィリエイト案件でした。

アフィリエイトには、主に「クリック課金型」と「成果報酬型」の2つがあります。

クリック課金型

クリックした時点でメディア運営者に報酬が入る。Googleアドセンスが有名。

成果報酬型

読者がリンクを踏んで物を購入して初めてメディア運営者に報酬が入る。ASPを使う方法、Amazonや楽天を使う方法などがある。

この仕組みを知ると、メディアの意図が見えてきます。

クリック課金型のメディアの意図

    • 有益な情報を提供し、読者を離さないようにする。
    • できればファンになってもらい、繰り返しサイトを訪れてもらう。
    • 内部リンクなどでサイト内を回遊してもらい、サイトの滞在時間を延ばす。

    成果報酬型のメディアの意図

    • 商品の購買意欲を刺激し、読者に商品を購入してもらう。
    • 買い物をする時、事前に参照したいサイトという評価を受ける。
    本当にざっくりいうとこんな感じです。ここら辺を理解して執筆するだけで、クライアントに喜んでもらいやすくなります。

    お金を稼ぐ以外の目的を持てると楽しい

    仕事にやりがいを求める人と、生活の糧と考える人がいます。価値観は人それぞれなので、どちらも間違っているとは思いません。

    ただ私はやっぱり、人生の多くの時間を割くなら、やりがいがあった方がいいと感じます。また、やりがいを持って働いている人には熱意があるので、仕事の質が高くなり、評価されやすい傾向があります。

    評価は長い目で見れば、報酬に跳ね返ります。世の中でお金を稼いでる人って、お金は確かに好きかもしれませんが、お金を稼ぐことだけを目的にはしてないと思うんですよね。

    だからWEBライターで稼ごうと思った時も、稼ぐ以外の目的を見つけることが大切だと思います。

    WEBライターの仕事にも、「読者の課題をピンポイントで解決する」「悩んでいる読者に寄り添う」など、たくさんのやりがいがあります。私はいつも、「私の記事を読んだ誰かが、何か行動を起こすきっかけになればいいな」と思いながら書いています。

    その結果を知る術はありませんが、私にとって書くことは、とてもわくわくする仕事です。

    続いての後編では、ジャンルの見極めや収入を上げる方法について取り組んだことをまとめています。よかったらご覧ください。

    未経験・独学から月収90万WEBライターになるまでに努力したこと【後編】