仕事

未経験・独学から月収90万WEBライターになるまでに努力したこと【後編】

こんにちは、小舟(こぶね)です。

前回に引き続き、未経験からWEBライターを始め、月収90万に達するまでに取り組んだことを4つのステージに分けて紹介します。

始めたばかりの頃の話は【前編】にまとめているので、こちらもよかったらご覧ください。これからWEBライターを目指そうと考えている人の参考になれば幸いです。

ジャンルを選ぶ軸は「楽しく書ける」と「お金の匂いがする」

基本的なことを学んだら、ジャンルを見極める必要があります。私がジャンルを選んだ軸は、「楽しく書ける」と「お金の匂いがする」でした。

楽しく書ける

まずは最初は幅広いジャンルを執筆して、とにかく向き・不向きを見極めました。

食わず嫌いをせず、最初はひたすらたくさん書いてみてください。好きだと思っていたのに書き始めるとつまらなかったり、難しそうと思ったけど調べて書くのが楽しかったり、実際書くまでわからないなというのが私の実感です。

ちなみに私は、29歳女性ですが、なぜか女性ファッションが異様に苦手ジャンルでした^^;あと、機械オンチなこともあり、家電やガジェット系はチンプンカンプンでした。

お金の匂いがする

「お金の匂いがする」というと嫌な言い方になりますが……仕事としてとらえるなら、これも大事だと思っています。

この考え方を教えてくれたのは、前職の尊敬していた上司です。プロジェクトの商品開発会議で、「こういうニーズがあるはず!」と意見を出した時、下記のような言葉をくれました。

「ニーズがあっても、そのニーズを持つ人にお金がなければ、ビジネスとして成立しない。お金がない人のニーズを満たすのは、極端にいえば、政府の仕事。ニーズとお金の匂いを同時にかぎ分ける必要がある」

もちろん、薄利多売のビジネスもあるので、すべてとはいいません。しかし、この考え方には納得させられる面もありました。

特に価格競争ではなく、高付加価値のサービスを提供したいと思うなら、お金の匂いを無視することはできません。

ジャンルを見極めるうえでも、「お金の匂い」は大切です。具体的には、「この記事によって、大きなお金が動くかどうか」です。アフィリエイトでも、安い商品よりは、高額な商品の方が、お金の匂いが強いといえます。

ステージ3で意識したこと

仕事を選ぶ

私は配信されるオススメ記事に毎日目を通し、興味が持てそうなジャンルで、文字単価の比較的高い案件には次々応募しました。この頃目安としていたのは、文字単価1円以上です。

「楽しく書ける」ジャンルの見極めがついたら、少しずつ受注案件を絞っていきます。ジャンルを絞って、なおかつそのジャンルの高単価案件に合格するようになれば、本当に自分に向いているとわかります。

ジャンルを見極める時は、競合ライターをチェックするのも大切です。そのジャンルで戦っている人が、資格保持者なのか、前職は何をしていたのか、知ることはとても参考になります。

私は、自分が応募した案件の他の応募者のプロフィールや実績等を見ていました。

たとえば、私は料理が好きですが、料理関連だと「主婦」「管理栄養士」「オリジナルレシピをアップしている」といった肩書のライターが多く、ここでは到底勝てないと踏んで早々に料理はあきらめました。

クライアントを選ぶ

クライアントの属性も大事です。案件の内容だけ見て応募するのではなく、クライアントのプロフィールページには必ず目を通していました。注意して見ていたのは下記のような点です。

  • 実績数は多いか
  • 過去はどんな内容で仕事を募集しているか
  • 評価コメントの内容はどうか
  • 極端に低い評価の理由
  • WEBライターと継続的に付き合っているか

いいクライアントだと、自分も成長できるし、報酬も上がります。クライアントの見極めは、WEBライターにとって非常に重要です。

収入を上げる方法は「時間短縮」と「単価アップ」

そんなこんなで、基本的な文章力が身につき、自分の向き・不向きを見極め、いいクライアントとお付き合いできるようになってきました。ここからさらに取り組んだのが、「時間短縮」と「単価アップ」です。

WEBライターの仕事は、「文字単価〇円」「原稿1本〇円」という依頼が多いです。でもだからこそ、時給を意識することが大切だと思っています。

続いては、時間短縮と単価アップのために取り組んだことを紹介します。

ステージ4で意識したこと

時間短縮

時間短縮の方法は次の2つです。

  • 文章を思いつく速度を上げる。
  • 思いついた文章を書く速度を上げる。

「文章を思いつく速度を上げる」には、インプットが大事です。私はネット記事と本をたくさん読みました。

ネット記事について、自分が書きたいジャンルの大手メディアの人気記事や、Google検索の上位記事を読み、内容や構成、言い回しなどを分析します。また、違うジャンルでも、魅力的な文章に出会ったら、何が魅力的かを自分なりに分析します。

本については、もともと読書が好きというのもあり、仕事のために読んだわけではありません。ただ実感として、自分が書きたい文章より少しだけ難しめの本を読むと、スラスラ文章が出てきます。

個人的には新書がおすすめですが、興味を持てなければ続かないので、小説でもラノベでもエッセイでも何でもいいと思います。とにかく多くの文章に触れることが、文章を思いつく速度を上げるコツです。

「思いついた文章を書く速度を上げる」には、ブラインドタッチ、ショートカットキーの使用などがあります。こればかりは慣れも大きいので、実際に書きながら、ブラインドタッチを意識してください。案外早く身につくと思います。

また、「単語の登録」を利用して記事内でよく使う単語を登録するのもおすすめです。ひらがなやカタカナになおす時には「F6」「F7」が便利です。

 

単価アップ

単価アップで重要なのは、スキルアップと単価交渉です。どちらが欠けても、単価は上がりません。

スキルアップの方法は、下記の2つです。

  • ネット記事や本を読んでいい文章を分析する。
  • 分析した内容を実践に活かす。

いい文章を分析する方法は、時間短縮で紹介した方法と重複するので割愛します。

分析した内容を自分なりに実践したあとは、効果測定が大事です。これは私もまだ徹底できていないので偉そうに言えないのですが、下記のようなサイトで、自分の記事の検索順位をチェックしてみてください。

検索順位チェッカー

正直、圏外が多くて心折れそうになりますが…(;∀;)
稀に!本当に稀に!!順位の高い記事があります。そんな記事を発見したら、何が良かったのか、何が読者に刺さったのか、自分で分析します。

「私の文章、ここがよかったのかも…なるほどね、フムフム」というナルシストっぽい作業になりますが、フリーランスは褒められる機会少ないので、たまには自分を褒めましょう。

本題に戻ります。

単価交渉についてですが、十分にスキルアップしてからでないと、単価交渉は成功しません。「このクライアントにとって、自分は手放したくないライターのはずだ」という確信を持てないうちは、単価交渉は危険です。

また、成果が出れば相応に評価し、単価アップを申し出てくれる良識的なクライアントもいます。そんなクライアントに単価交渉を仕掛けるのは野暮なので、粛々とスキルアップに努める気持ちも大切かなと。

(信じて粛々とスキルアップしたものの昇給がなく、しびれを切らして単価交渉したところ、「いいとも昇給しよう!」みたいな外資企業的なノリであっさり承認されたこともあります。何が正解かはよくわかりません\(^o^)/)

努力しつつ自分にもやさしく

今回は「努力したこと」をまとめたので、すごいがんばってきた感ありますが、だらけていたこともあれば、失敗したこともあります。

WEBライターは一人仕事な分、煮詰まってきた時にガス抜きしてくれる相手が身近にいません。努力は大切ですが、自分にやさしくすることも同じぐらい大切です。

自分に対して上手く飴と鞭を使い分けられるようになることも、WEBライターとしてうまくやっていく秘けつだと思います。

長々とお読みいただきありがとうございました。

ブログ記事書いてると、「偉そうでサーセン!!」て10行置きぐらいに謝りたい衝動に駆られるんですが、みんなそんなもんでしょうか??読みにくさMAXになるので書きませんけども。。そのうち慣れるのかな。。

文章だと偉そうですが、豚とカエルが大好きなちょっと変わり者のただのアラサーです。

独立してからの月収推移は、下記の記事にもまとめているので、よかったらご覧ください。この頃は最大月収が70万超だったので、こんな感じのタイトルです。

【前編】WEBライター月収50円→70万円超に至ったこれまでの経緯

【後編】WEBライター月収50円→70万円超に至ったこれまでの経緯